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拡大再生産をやめる

テラフォーミングマーズという重ボドゲを何回も遊んでいる。
火星を開発するゲームで、プレイ時間は3時間程度、4人で遊ぶ。
250枚くらいのプロジェクトカードがあって、それぞれがすべて異なる効果を持つ。
ルールはシンプルなのだけれど、相互作用を考えると非常に複雑なゲームだ。
体調が良いときにはかなり勝てるのだけど、体調が悪いときには殆ど勝てない。
判断力が甘くなるのだ。とはいえあまり計算を間違うことはないのだけど、もっと微妙な判断力が甘くなってしまう。
具体的には、絞る能力だ。必要のないものをしない能力、そして拡大再生産の止め時を認識すること。
思考力のうち、そういう部分が最も最初にやられるのではないかと思う。
その2つの能力は、不快さを伴うものだ。何でもできる状況なら何でもしたくなる。全ての戦術的勝利を収めたくなるし、拡大再生産の夢をいつまでも追いたくなる。
そういった欲求を押さえつけることでゲームにおける勝利を得られる確率が上がるのだけど…。

ちなみにこのゲームに必要なことは具体的にはいろいろとあるのだけど、要点はここなんだ。
ほかは遊んでいるうちに自然に身についてくると思う。だけどこの2つだけは自然には学べない。自分を押さえつけないといけない。それも、適切に。
でもそのための指標はそこまではっきりしたものがない。
簡単な問題を考えてみよう。
6金を使って、金銭収入を毎ターン2増やすカードは、何ターン目までペイするだろうか。
このゲームのカードは1枚3金だ。そしてゲームは平均すると10Tで終わる。前半ほど金銭の価値は高い。後半になればなるほど使いみちは減っていく。
1T目に使った場合、9金を失う。6Tにはじめて黒字になる、10Tで終わるなら最終的に9金が利益になる。
このカードは何ターン目まで購入して利益を出すだろうか。
単純な収支のプラスマイナスで言えば、5Tに使用しても黒字になるが、たった1金だ。じゃあ4Tなら? 3Tなら?
そういうことを考えていくと、購入するべきタイミングは、1-3Tということになるだろう。
ただし各種割引やタグ、称号との絡みを考えると購入するべきタイミングは少しブレるかもしれない。

 体調の悪いときはこの判断が甘くなる。もっと複雑な問題なときも多い。だけどいずれにしても、微妙なレベルで判断が甘くなっているのを感じる。
それはゲームでは結果として現れる。検証可能な結果として。
最初に失われるのは、何かをやめる能力なんだ。