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裏切りと陰謀のオンラインメガシヴィライゼーション

 1年近くにわたって続いたオンラインメガシヴ(以下、Ωcivと表記)が終わった。ようやく終わってくれたのだ。端的に言って、地獄だった。最初は楽しかったのだが、中盤は孤独で、後半は惰性であった。ゲーム終了時に各員の日記が表示されるのだが、盗み見を恐れて日記を消したプレイヤーが一人いたほか、大半のプレイヤーは半年ほど交易資源をメモするだけになっていたのが何よりの証明だろう。

 

 我が国はペルシャであった。ペルシャ湾の南北に広がる海洋国家であり、肥沃な土地に恵まれている。西はさらに豊かなバビロン(けんぼーさん)、北は痩せた土地にあるパルティア(にふさん、豊かな土地であるインダス(たっくまんさん)、南は巨大な砂漠によって阻まれているが、海沿いの土地でシヴァ(パチモンさん)と接している。このように多くの国と接しているペルシャは外交が重要であった。

 

 しかしペルシャは戦争がしたかった。

 

 そしてもう一つ、このΩcivには重大な本来のゲームとのルール変更があった。これが諸悪の根源であった。
 ”秘密交渉はこれを禁じない。個別交渉や、別室での同盟等の利用は完全に合法である”
本来は災害情報のやり取りは禁じられているのだが、勿論行われていた。ついでに言えば災害カードのカウンティングも行われていた。

 法治なきところに何が起こるかといえば、蛮族・無法者・野蛮人の跳梁跋扈である。

とはいえペルシャはゲーム開始時にはみんなと楽しく戦争がしたい以外の目的は持っていなかった。一つ先にある国であるマウリアやクシャーンは話が早いため、楽しく戦争ができると考えていた。

 

 まず拡張をする。最初は大したトラブルもなく進んだ。このゲームは戦争のゲームだと周辺国家に理解させるために戦争をしたり戦争のふりをしたり戦争のふりをするふりをしてバビロンを早期に脱落させようとしたりしたが、あまりうまくいかなかった。
 最初にまず、南端のヌビア(まっとりさん)から南4国同盟の提案があった。ヌビア・シヴァ・バビロン・ペルシャの四国でブロック経済を行い、災害を外に流し、資源効率を最大化し、戦線を整理しようという目論見である。僕はそういう人間同士が信じあったりするのがあまり好きではないので、当初から反対であったがとりあえずは賛成しておいた。これで戦争ができなくて残念だなという気持がありつつも、うまいこと裏切って適当に領土広げられないかなという思惑があった。

 このゲームは人口と都市が国力となり、災害対策となるので、人口と都市を養うための領土が即ち力となるという理解であった。そのためには少しでも歴史的領土から拡張して土地を得ることが必要になると考えていた。

 

 領土の拡張は軍事力が必要であり、軍事力とは赤ルートのことである。幸い赤ルートはバランスが良いし、一国が赤く染まると次々と隣国が赤く染まるため、先取ボーナスがあるようなものだ。

 数ターンしてマウリアおよびクシャーンから3国同盟をしないかと打診が来る。それぞれの国の中の人は話が早いために、僕は気に入っていた。三国同盟(すぐに愉悦部と命名された)を組んだ。僕はすぐに愉悦部の仲間に南4国同盟の存在をばらした。理由は片方の交易が時間がかかるからだ。交易フェイズで愉悦部はレベル3資源の確保その他非常に優れた交易結果をたたき出した。その資源をどうするかという話し合いがあり、我が国ペルシャが属領国家と金属加工を取得することで話がまとまった。しばらくは孤立するだろうことはわかっていたが、大した包囲網は組まれないだろうし、支援なんてろくすっぽでないだろうし、支援なしでは反抗の気概も一国一国きちんと殴ってやればなえてしまうだろうと考えていた。

 これが大きな誤算であった。
まず次のターンにパルティアが原理主義を取得した。バビロンは通貨・建築を取得した(故にバビロンは格好の後背地となった。しばらくの間は)シヴァもインダスも原理主義を獲得した。


そしてペルシャは外交相手をなくした(正確にはマウリア・クシャーンは交易相手としていたのだけれど、ここまでほかのプレイヤーが交易してくれないのは予想外であった)

 

 後にほかのプレイヤーに聞くところでは、交易市場はペルシャ抜きのものがあったということである。実際、ゲームを通じて全体チャットの交易市場に各員が手札を正直に伝えることは非常に稀であった。

 

 こちらとしても別個新たな陰謀を行うこともできたのだが、同盟チャットが増えると交易負荷が等比級数的に増大し、またプライベートで多忙となっていたので、それは行わなかった。

 

 ペルシャは計画通り戦争を遂行する。結局のところ軍事と金属加工の優位は大きく、こちらの手番で相手への嫌がらせを最大化すれば、かなり相手の行動を狭め、災害に脆弱にさせ、勝ち目を奪うことができる。

 考えていなかったのはその先だ。勝ち目を失ったプレイヤーは勝ち目を得るために反対側に進出すると思っていた。これが目論見違いであった。パルティアは一神論・原理主義・政治をペルシャに向けて撃ち続けた。技術での脱落が明らかになり、勝ち目が薄くなろうと最下位が決定しようと、最終ターンを除けば常に打ち続けていた。クシャーンが最先進国となってからもだ。シヴァも同様である。シヴァは最後まで世界的偉業・貿易帝国を所有し、爆発的な技術獲得能力を持つヌビアへの侵攻をほのめかしつつも、ほぼ一度も原理主義・一神論をヌビアに撃つことはなく、ペルシャのヌビアへの侵入を防ぎ続けた。
 バビロンはその点、高度軍事・軍事を取得しながら殆ど軍事的侵攻を行うことはなく、途中パルティアへの共同戦線を張るなど可能であった。徹底した攻撃のかいがあったというものである。ただ、共同戦線を張っても利益を得られる前に和平してしまうという問題があったが。
 インダスはもっとも理性的な隣国であった。話が通じるという意味で。

結果としてインダスへの軍事的侵攻はなかったと思う。彼が下位になってしまったのは残念だ。
 おそらくペルシャ周辺国への根回しがあったのだろう、クシャーンやマウリアはメキメキと力を伸ばしていった。軍事的脅威もなく、トレードもかなり自由にこなせるのだから当たり前である。マウリアに至っては属領国家及び天文航法を獲得し、自在な攻撃と収奪が可能になった。ペルシャも何度か侵略を受けた。しかし一神論・原理主義を獲得したのちも彼らへの包囲網はろくすっぽ組まれることはなかった。ペルシャは立地からして殆ど血を流すことができないので、彼らに対して攻撃するよう強いるためには軍事的手段によるしかなかったのだが、それがさらなるペルシャへの反撃を招いた。

シヴァとパルティアは全くペルシャへの反撃をあきらめなかった。国土が災害で荒廃しようと、他国からの軍事侵攻を受けようとペルシャ原理主義と一神論を打ち続けた。

 だからペルシャは彼らが諦めるまで進軍と収奪を続けることにした。


 ドラヴィダ(うのはなさん)はここまで言及しなかったが、かの国はあまり連携が取れず、何をするかもわからなかった。とにかくこちらの言うことを聞いてくれないことも確かだったので、非常に困った。マウリアへの戦争を行ってくれるのだが、単独でありペルシャとの共同戦線やインダスとの共同戦線はなかったために、あまり有効な手立てとはならなかった。
 マウリア・クシャーン・ヌビアとペルシャと接していなかった3か国が上位を独占した。
最終的な順位は
L1:13 L2:5 L3:3 AST75 都市7 計128 クシャーン①(赤・黄色、ペルシャと戦争せず、ペルシャの属領被害なし)
L1:11 L2:5 L3:4 AST70 都市5 計125 ヌビア②(オレンジコンプ、ペルシャと戦争せず、ペルシャの属領被害なし)
L1:13 L2:4 L3:3 AST75 都市6 計124 マウリア③(赤・黄色 ペルシャと戦争せず、ペルシャの属領被害なし)
L1:8  L2:4 L3:3 AST70 都市6 計114 ペルシャ
L1:6  L2:4 L3:2 AST70 都市7 計107 シヴァ⑤(隣国、何度も戦争をした。最後まで属領で搾り続けた)
L1:6  L2:3 L3:4 AST65 都市3 計107 バビロン⑥(隣国、何度も戦争をした、途中から赤くなって高度軍事と公共事業で強くなった)
L1:6  L2:5 L3:2 AST70 都市2 計105 ドラヴィダ⑦(暴政で20人口をペルシャにプレゼントしてくれた。マウリアとよく戦争していた)
L1:9  L2:3 L3:2 AST70 都市5 計105 インダス⑧(隣国、何度か侵略をした、気分によって属領を使ったり使わなかったりした)
L1:5  L2:2 L3:2 AST65 都市2 計90  パルティア⑨(隣国、何度も戦争をした。最後まで属領で搾り続けた)

 

見ていただくとはっきりするのだが、上位になっている国はすべてペルシャの隣国以外である。ペルシャは最後までうちと殴るな、反対側に逃げるんだ。そうやって領土を広げるのだと主張したし、和平のための話し合いや恐喝や教育的指導も辞さなかったのだが、彼らは怨念の塊となってペルシャを攻撃し続けた。

 

 誠に遺憾である。

 

追記 他プレイヤー視点のプレイレポをみるといろいろなことが見えてくるぞ!

この星の諸悪の根源その1マウリアプレイヤーのプレイレポだ。

t.co

この星で一番の被害者である中央国、インダスのプレイレポ

d.hatena.ne.jp

 

この星でいちばんわるいやつ 諸悪の根源その2 主催者 ふーけん(こえるん)さんのプレイレポ

 

coelun.at.webry.info