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I'm only sleeping

日記 雑記 思いつき ついったー https://twitter.com/1dgwa

日記

 ちょっと風邪を引いたみたいなぼうっとした気分のうち幾らかは、最悪の天気と冷たい雨に濡れたせいと…おそらくはフィッシュマンズのせいだ。フィッシュマンズはいい。やる気がなくなったときはいつも聞いている。何も出来ない日を肯定してくれる音楽だ。無理にコーヒーだとか栄養ドリンクだとか飲んでみても仕方ない、そんな感じ。

 お互いに相手の言葉を触媒としてしか考えてない会話というのがあって、ディスコミュニケーションなんだけど不思議と居心地はよかったりする。はたからすれば何を話しているか全然わからないんだ。

 小説を書くのもこんな日だろう。少し考えていた話がある。

トロウルキンという架空の種族のことが僕はずっと気になっていた。グローランサという古いTRPGに出てくる。そのTRPGは異文化に対するリアリティを追求した結果、種族相互の理解が極めて難しい物になっている。だから、基本的にはプレイヤー種族というのは限られてしまうし、種族の違うプレイヤー同士のコミュニケーションは基本的に難しく、時に不可能である、ということらしい。トロウルキンはトロウルから生まれた子どもだ。

この世界のトロウルは極めて強力で、知性と力と魔力を持った種族なのだけど、神に呪われてしまったせいで、子孫を残すことが難しい。子どもの多くは、魔法が使えず、力も知性もトロウルには及ばない、トロウルキンとして生まれてくる。彼らは生殖能力を持たない。これに一捻りを加えて、トロウルという種族が肉食であったとしたら、ということを考えた。しかしそこで疑問が生まれる。肉食動物ならば、その人口を維持するためには膨大なエネルギーが必要とされる。ハーバーボッシュ法と品種改良によって極めて効率の高い農業が可能になったとしても、放牧動物によって街を作ることは難しそうだ。そして都市を作るのが不可能ならば、アイデアの流通は起こらず、知性とはかなり限定されたものになるんじゃないか、なんてことを考えていた。

 まあそれはそれとして、極めて高い知性を持ったとしよう。だとしても人間が脅威であることに違いはない。彼らは農耕によって膨大な人口を養うことが出来、そして日々科学技術を発展させていく。彼らが十分に知的ならば、その帰結を理解することができるはずだ。

 そして、それに対応する方法というのは短期的には可能だ。

トロウルキンを今までのような奴隷ではなく、教育ある兵士や労働者とするのだ。彼らは農耕が可能だ(という設定にした)ゆえにトロウルとトロウルキンの関係は、中世ヨーロッパにおける農奴と騎士の関係のようになるだろう、というところまで考えたんだ。

 そこでファンタジー世界の歴史設定について厳密に考えるとぐちゃぐちゃになってくる。あんまり厳密に考えるべきものでもないのかもしれん。物語を構想する上で生まれる矛盾って、どう対処するんだろうって、大槻ケンヂは後で考えるって考えていたな。まあ、無矛盾な世界ってつまんないし…。

 というか肝心なのはそこではなくて、その先にじゃあどうすっかなーみたいな話で特段エネルギーがないだけの話である。矛盾というのはあんまり考えても仕方ないものなんだ。その辺をえいやってやる能力は結構いろんなところで求められる。

 最近あんまりフィクションを読んでいない。なんだか物足りない感じがする。自己啓発っぽいモードは時々にしたほうが良くて、あれやりすぎると自分を殺していく。だからそういう言説言い続けられる人って一体何者なんだろうなって思う。