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I'm only sleeping

日記 雑記 思いつき ついったー https://twitter.com/1dgwa

ザ・セカンド・マシン・エイジ おかわり

ザ・セカンド・マシン・エイジを読む限り、日本では最もシュンギラリティが必要とされるように思える。

高齢化社会は労働年齢の割合を減らし、また介護者をかなりの数必要とする。この現実をどうにかする方法の一つが、オートメーション化だ。労働適齢期の人間が少ないのだから、インフラを維持し生活を行い、非労働者を支えるためには、可能なかぎり労働を効率化する必要がある。現在の日本では労働時間が長くなっていると言われるが、厚生労働省によれば、労働者一人あたりの総実労働時間は、http://kochi-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/kochi-roudoukyoku/topics/topics222.pdf によれば、昭和35年から減少し続けている。

http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kaigi/meeting/2013/wg2/koyo/131031/item2.pdf

こんな分析もある。労働時間が長くなったように感じられるのは、かつては土曜日に働くのが普通だったからだという。

 

こういう統計の数字を見ると、タイムラインで見る実感とは全く違っているし、少なからず労働時間と計上されていない労働が存在する。

そして何故か睡眠時間は減少しており、それは何かを示唆している。

このような傾向が続けば、いつかは破綻してもおかしくない。

 

このような状況はかつて存在した。例えば電話線の普及に伴う電話交換手の不足、そして海運の発展に伴う沖給仕の需要の増大…。または馬車の普及に伴う糞を捨てる場所の不足。この三つはどれも、需要が莫大に増加し、破綻すると思われたところで劇的な解決策が生まれた。

電話交換手の不足は電話交換機によって、沖給仕はコンテナ運輸によってそのままトラックもしくは列車で運ぶ仕組みが開発されて需要は大きく減少し、馬車は自動車に取って変わられた。いずれも需要の増大が起こり、賃金が高騰し、新しいテクノロジーを導入するだけの危機が生まれたのだ。

 

もちろん、今まで述べたのは幸運にも解決できた歴史であって、解決できないまま破綻した可能性だって考慮する必要があるのだけれど。

 

しかし、需要の劇的な増大に従って、機械がその仕事を奪い取るという状況は十分考えられる。

そこで奇妙なのが、現代の日本で需要が際限なしに増大し、供給が足りない仕事が見当たらないことだ。人手不足は叫ばれ、過労死が起こり、残業代が払われないことが常態化しているなど聞くが、人手不足で賃金が劇的に高い仕事は殆ど見当たらない。もしも一般的な労働(賃金がベル型カーブに沿っているような)そのような劇的に賃金が上がった職業があれば教えて欲しい。

 

実際には静かにAIに置き換わっているのかもしれない。それによって多くの仕事は知らないうちに置き換わり、僕らの労働の価値は減少しているのかもしれない。

 

自動運転車を走らせる余地は日本では大きいように思える。道路のインフラはしっかりと整っているし、

http://www.garbagenews.net/archives/2047698.html

によれば、交通事故死における高齢者の割合は高い。とはいえこれは、高齢者に車を運転する人が多い、ということを示唆しているようではあるが。

http://ala2014.hatenadiary.jp/entry/2014/07/11/025017

ただ少なくとも、若い人よりも高齢者にとって車は生活に必要な道具であるし、それはより高齢で、一人暮らしであるほどに高いだろう。そのあたりのニーズを満たすためにも、自動運転車を先立って導入する利点があるように思える。それは家族なり他の人の介護の負担を減らすことにも繋がりそうである。

 

その他にもAIに置き換わりそうな仕事は幾つかある。この国の慢性的な余剰労働力の不足と、労働流動性の低さは、機械化を推し進めているのだろう。しかしそれは静かに進行していて、知らないうちに置き換わるようなものであるように思える。その速度は国ごとにどんな違いがあるんだろうか。仕事が機械化される速度について書かれた文献はあるんだろうか、そもそも測定方法はなんなのか、しかし慢性的な人手不足は革新的な手段を取り入れる合理性が存在する。それによって労働者の天国がうまれるわけではないのがややこしいところだが。

 

しかしもう一度真剣に仕事を機械化する手段を考えるべきだな。AIについて学んでおきたい。それをどうやって使うにしても。

https://www.coursera.org/learn/machine-learning/home/week/1

 

このあたりが適当なんだろうか、日本語の書籍で良いものがあれば紹介してほしい。

 

 

 

 

 

 

*はじめ僕は機械による置換えを前提とする条件が日本では揃っていると書くつもりだった。しかし労働力の不足に伴う賃金の上昇は見られていないのだ。僕らは知らず知らずのうちに高度な機械化を果たしているのかもしれない。

だとすると労働時間あたりの生産性の低さ、というのが出てくるのだけど…。