映画CUBEみたいなTRPG
コンセプト
映画CUBEみたいなTRPG
TRPGでキャラクターの設定を作るのは時間がかかる。古いものでは何度もダイスを振らなきゃいけないし、流行のクトゥルフものでも相当に時間がかかる。
もしもGMが時間をかけて作ったキャラクターを簡単に死なせたり発狂させたりしてしまったら悲しいだろう。ゆえにキャラクターは生き残る事が前提になる。これではあまりホラーにはなりそうにない。ゆえにキャラクター設定はシナリオの展開に伴って書き足されていくものとする。
キャラクターが作られる過程と、脱出の手がかりをさがすのを同時に楽しむわけだ。
目的
記憶を失った人々が未知のダンジョンから脱出する。
入った場所は無数の小部屋があり、それぞれに謎の仕掛けが存在する。それぞれが技能や知恵や会話によってその部屋の謎を解いていく。
部屋の謎を解くごとに、過去のことを少しずつ思い出していく。
キャラクター作成
まず職業と名前を決定する。
職業に応じて乱数表が存在する。
判定に伴って能力値が決定される。
これはややこしいので具体的に説明してみよう。
Kはレベル1の盗賊である。盗賊の鍵開け技能は1d30+レベルである。
鍵開け判定を行う。鍵は25で開く。
ここではじめてKはダイスを振る。
彼のダイスの値は24であった。彼の鍵開け技能は25に固定される(これ以降の上昇手段はレベル上げだけである)
判定ごとにエピソードが重ねられる。それはダイスロールであってもいいし、自ら一行のエピソードを創りだしてもいい。
(もしもこの記述がポール・オースター「幽霊たち」や筒井康隆「富豪刑事」で”語られない”エピソードの集積となったら素晴らしいな、と僕は思う)
フロアを乗り越えるごとにレベルが上昇する。
条件としては
1.新たな判定を行い、成功させる。
2.最もエピソードが少ないキャラクターである。
これは達成値のベースポイントとなる。