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狩猟採集生活を真似ると頭がまわるようになった(The new evolution dietの要約・書評と実践結果)

 

The New Evolution Diet: What Our Paleolithic Ancestors Can Teach Us about Weight Loss, Fitness, and Aging

The New Evolution Diet: What Our Paleolithic Ancestors Can Teach Us about Weight Loss, Fitness, and Aging

 

 Arthur De Vanyの書いた狩猟採集をもした生活を実践することについて書かれた本、 The new evolution dietの内容を要約する。

 

・高タンパクの食事をする。野菜や果物をたっぷりとる。ナッツもある程度とり、穀物と砂糖と人工甘味料は殆ど禁止(タレに入ってるものとか、月に何度かデザート食べるのはあり)

・週に3回ほどかジムで30分程度の(時間はランダムだが、長くても一時間)激しい運動をする。最初は自分の足に適度な負荷がかかる程度の重さで素早く、次に重さをを増してもっと素早く、最後に重さを自分が持ち上げられる限界にして、ゆっくり動かす。全て15回ずつやる。休憩は挟まない。

もしくは長い散歩の間に短い全力疾走を挟む。

・週に一度か二度、断食を行う。特に激しい運動をした後に断食するようにする。次の食事の量が増えるのは構わない。

・抗酸化物質やアミノ酸サプリなどを摂取する(これを俺は実践してない。金がないからだ)

 

The new evolution dietの主張は、現代の環境で狩猟採集民の生活をなるべく真似てみるということだ。だから断食があるし(獲物が手に入るとは限らない)、カロリー制限(食えるときに食わないと死ぬ)はない。マラソンはしないし(そんなやり方でどんな動物が捉えられる?)、スケジュールもない(冷蔵庫なんてなかった)。

 

本の中には山ほどエビデンスがある。勿論一人の著者によるものだから、偏りがあることは否めないし、狩猟採集民(出産や感染症による幼少期の死亡を除けば、平均寿命は59歳だし、死ぬまで健康な場合が多い)や、糖質制限食(腎疾患を持つ人には悪影響があるし、死亡率を増加させる場合もある)、激しい運動(短時間の場合、心疾患のリスクを下げる)等に関するデータはあっても、この生活自体が寿命に与える影響はわからない。

 

自分自身に関して言えば疲れにくくなったし、頭がクリアーになった気がする。それから一ヶ月で体脂肪率が2%落ちた。体重の方は変化はない。

肉や野菜や卵や果物をたっぷり食べるので食費は結構かかる。ただ、他の点では何か特別な器具が必要ということは一切無い。

そしてその方法を提唱しているデヴァニーは76歳でギリシャ彫刻みたいな肉体をしている。彼は子供の頃からトレーニングをしていたし、運動に向いた人間だという点を考慮してもこれはすごいことだ。

 

で、少なくともこの方法は平均寿命に大きな影響を与えると疫学的に示されている因子のうち四つをふくんでいる。

つまり、喫煙、過度の飲酒、適度の運動、野菜や果物の摂取のうち適度な運動と野菜・果物の摂取はできるわけだ。

 

それから高タンパクの食事は意志力も高める。脳が使えるエネルギーは9割がグルコースで、心理学実験(バウマイスター『意志力の科学』に書いてある)によれば、難しいパズルを解いたり誘惑に抗うのには血糖を消費することになる。ゆえに血糖値を安定させることが強い意志を維持するためには必要だ。

 

高タンパクの食事はアミノ酸に分解された後、必要に応じて肝臓でグルコースに変換されていく。グルコースは一度に血糖値を高めはするのだけど、長くは続かない。すぐにインスリンによって血糖値は下げられてしまう。確かに集中が切れるたびにコーラをがぶ飲みしてれば集中することはできる。だけどもし痩せるために、お菓子やデザートの誘惑に勝つためにコーラを飲んでいたらその人はきっと痩せられないだろう。

 

 

別に俺は痩せる必要はないんだが(自転車で北海道に旅した話をしても信じてもらえない)、なるべく頭を回したいんでそのための方法としてはとても良いと思う。今のところ俺はこのやり方に満足している。

 

WILLPOWER 意志力の科学

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誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのか

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