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I'm only sleeping

日記 雑記 思いつき ついったー https://twitter.com/1dgwa

最近読んだ本 影響力の武器 政治をするサル チェーホフ短編集 ヨーロッパ文学講義 創造する破壊者 ソウルフルな経済学

短期間に読み過ぎな感はあるのかな。

なんだか図書館だと急かされてよくないな。そのためにまとめるつもりだったけど、それにはそれなりに時間が必要だったりして。

 

影響力の武器と政治をするサルは共鳴しあってる感じがあった。

影響力の武器はそこらじゅうに存在する。ちょっといい服屋に行くとそういう技術が徹底して使われているのを感じるだろうし、そうじゃなくてもたくさん有るんだ。基本的には実用書ってとこなんだろうか。いずれにせよ、どの影響力の武器を使われている場合でも、それを意識するってのが、つまり相手は自分を騙そうとして影響力の武器を使おうとしてるとわかることが、防衛策みたいだ。

 

政治をするサル

これは、サルが巧みに権力を相互に奪い合っていることを描いた本だ。基本的にはサルの観察から得られたことが記述されるんだけど、それぞれにキャラクターがあり、面白い。返報性の原理は、チンパンジーでも普遍的に存在するものみたいだ。

チンパンジーはお互いに傷つけあうけど、致命的なところまではいかない。

もう少しモデル化することはできないのかな、なんてことを思ったりするんだけど。

 

 

チェーホフ短篇集

久しぶりに読んだ小説だ。

なんだかスーっとする気持ちになった。情景描写を素晴らしいと思ったのは始めてかもしれない。ナボコフロシア文学講義で書いていたことに注意して読んだ。作者の創りだした世界に浸ること。訳者解説も一応は読んだけど、翻訳上の勘違いしやすい点、伝えきれなかった点以外はあまり気にしなかった。すごくスーってする感じなんだ。

小説を読む感じをずっと忘れてた。これはやっぱり、どこか特別なものなんだ。

 

ヨーロッパ文学講義

ずっと読みたかったナボコフの文学講義本だ。丁寧に読むことを要求する。辞書を開き、位置関係や時間を理解し、情景描写を図解してみる。そういう努力をナボコフは小説を読む際に求める。解釈とか思想を読み取るのは大切じゃない。少なくとも、そういうことは再読時に考えるべきことで、最初からそういう先入観を持って読むべきではない。作者が創造した世界に浸るべきなんだ。これがナボコフの主張で、僕はそれに従うことでチェーホフをすごく楽しめた。

 

創造する破壊者

ウイルスに関する本だ、つまりウイルスが人類と共生することで人類を進化させたのではないか、という仮説をいろいろな面から説明しようとする本だ。著者は進化の要因は大きく分けて三つあるという。1.突然変異 2.共生 3.異種交配

この本はなんとなく概観で、だからこれぞって結論があるわけじゃない。かなり変わった仮説をかっちり証明してるけど、そこからの応用って部分にあんまり主眼は置いていない。共生という現象は生物界で幅広く見られ、ウイルスによってDNAを改変することで素早い進化が可能になったのかもしれない、という話なんだけど、エピジェネティクスや異種交配の話も混ぜてくもんで、なんだか散漫になっている感がある。

ただ、再読した場合は印象は違ってくるのかもしれないけど。

 

ソウルフルな経済学

最新の経済学の知見をまとめた本だ。これも概観的で、わりかし知っていることが多かったんだけど、優れた紹介書なんじゃないかと思った。行動経済学ポジティブ心理学のような視点がかなり多く入っている。神経経済学って分野はやっぱり気になるな。いくらか怪しい響きはあるんだけど。やっぱりこれももう一度しっかり読む必要がありそうだ。