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I'm only sleeping

日記 雑記 思いつき ついったー https://twitter.com/1dgwa

書評

書評 『ザ・セカンド・マシン・エイジ』人類が機械に置き換えられるとき

ザ・セカンド・マシン・エイジ 概要 現代を、労働において機械が人間から置き換わりつつある時代と考えたときに、生き残るためにはどうするべきかについて書かれた本だ。 生き残るという言葉の響きは大袈裟だろうか? しかし本書の中では不景気時に、不景気…

ミシェル・ウエルベック『服従』 幸福のためになぜ自由を諦める必要があるか

眠れないので小説について書こう。 ウエルベックの小説全般に対するネタバレへの配慮はないから、もしも読みたいと思っていて、ネタばらしされるのが嫌なら、引き返していただきたい。 ミシェル・ウエルベック『服従』を読んだ。 彼は恐らく世界的に政治的な…

ありふれた創造性

小説を書こうと意気込んで記録したが一週間ぐらいで挫折したというか、なんかいろんな予定がたてこみ酒が入りそれどころではなくなった。そしてFTLにはまりすべての時間がそこに飲まれていった。FTLはローグライクゲームだ。シレンみたいな、というと大いに…

『フルサトをつくる』を読んで考えたこと

フルサトをつくる: 帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方 作者: 伊藤洋志,pha 出版社/メーカー: 東京書籍 発売日: 2014/04/28 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る を読んだ。 鈴木みその限界集落温泉という本を随分前にphaさん…

狩猟採集生活を真似ると頭がまわるようになった(The new evolution dietの要約・書評と実践結果)

The New Evolution Diet: What Our Paleolithic Ancestors Can Teach Us about Weight Loss, Fitness, and Aging 作者: Arthur De Vany PhD. 出版社/メーカー: Rodale 発売日: 2010/12/21 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る Arthur De Vanyの書…

アンチフラジャイルについて読み途中だけどとりあえずまとめて書く

ここ一ヶ月くらいNassim Nicholas Taleb著のAntifragile: Things That Gain from Disorder http://www.amazon.co.jp/Antifragile-Things-That-Gain-Disorder/dp/1400067820 をずっと読んでいる。 この本に関する日本語の書評をみる限り、この本は経済学に関…

タレブ式健康法(ランダムな負荷とランダムな食事)

適度な運動が平均寿命を伸ばすための重要なファクターだということは知っているけど、その適度な運動が何を示しているのかは知らない。 野菜や果物を定期的にとるというのも重要な要因なのだけど、どんなふうにとるべきなのかは知らない。 常識に従うのなら…

日の名残りを読んだ

カズオ・イシグロ『日の名残り』の感想文なんだけどしょっぱなからネタバレだらけだ。

カズオ・イシグロ 『わたしを離さないで』を読んだぐちゃぐちゃの感想。ネタバレあり

以前からなんとなしに調べていたこともあって、そのしかけや、秘密については大雑把なところは知っていた。 謎が解けていくのは楽しみの一つなのだけど、この小説の本筋はそこじゃない。 なんとなしの、一人の頭の中で作られる世界の認識の仕方。雰囲気によ…

ソウルフルな経済学一章・二章の要約

ソウルフルな経済学。 僕は思う。経済学はなんだか妙な偏見に彩られていると。 一流の経済学者であったピーター・ドラッカーは経済学の無効について書いた。だけどそれはがちがちの数理経済学モデルへの固執が酷かった時期だということを考慮すべきだ。 経済…

最近読んだ本 影響力の武器 政治をするサル チェーホフ短編集 ヨーロッパ文学講義 創造する破壊者 ソウルフルな経済学

短期間に読み過ぎな感はあるのかな。 なんだか図書館だと急かされてよくないな。そのためにまとめるつもりだったけど、それにはそれなりに時間が必要だったりして。 影響力の武器と政治をするサルは共鳴しあってる感じがあった。 影響力の武器はそこらじゅう…

ロシア文学講義 ウラジーミル・ナボコフ 前半

ロシアの作家 検閲官 読者 ロシア文学の黄金時代が、十九世紀半ばから1910年頃に限られる理由は、それ以前には皇帝による独裁があって、検閲官がおり、新しい考え方が入ってこなかった。19世紀半ばごろから、皇帝の権力は弱まり、検閲官は依然として存在した…

プルーストとイカ まとめ

人類史・神経生理学や発達心理学・そして失読症という三つの観点から人間が読字をいかに獲得するかを考察していく本だ。 読書はもとから人間に備わった技能ではない。後天的に獲得したものだ。実際、文字を読むことを学ぶには時間をかけた訓練が必要だ。 読…

疫病と世界史 下巻 まとめ

大きく分けて三つのパートに分けられる。 4.モンゴル帝国の拡大による各地への疫病の伝搬、そしてそれによる騎馬民族の減少によるモンゴル帝国の衰退。 5.ヨーロッパの南北アメリカ大陸への入植が、先住民に激烈な感染症をもたらし、人口の9割を死に至…

マクニール 疫病と世界史 上 とりあえずのメモ

上巻を読み終わったから全体の流れを書いていく。 この本が扱うのは、今まで過小評価されていた天然痘、結核、ペストのような疫病が歴史に与える影響だ。 そもそも人類は狩猟をしていたときはさほど多くのウイルス・細菌に侵されることはなかった。農耕・定…